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ファッションECサイトの購入の決め手は?情報収集は?利用者1000人アンケートからわかる購入行動の実態

コロナ禍で急成長したEC業界ですが、コロナ収束も市場は伸び続けています。EC自体もレビューや画像検索など様々な機能が増え、ユーザーの購入行動についてもWebサイトだけではなく、アプリやSNSで探したり、店舗で実物を見てから買う「ショールーミング」など多様化しています。

そこで、今回はファッションのECサイトで購入する方がどのように情報収集しているのか?何を決め手に購入しているのか?などについて、1000人にアンケート調査した結果をご紹介します。

通販サイト以外で情報収集する方法は、SNSが雑誌の2倍

「通販サイト以外でファッションに関する情報収集する方法は何がありますか?(複数回答)」という質問に対しては、様々な方法に分散されました。

「TwitterやInstagramなどのSNS」と答えた方が22.8%で、「雑誌や書籍」と回答した方9.5%に対して2倍以上となり、また、Youtubeなどの動画と答えた方も雑誌よりも多い結果となりました。ECサイト以外の情報収集でも、大部分がインターネット経由になっていることがうかがえます。

 

情報収集は多様化も、購入する際には通販サイトでじっくり調べる

SNSやYoutubeで情報収集する方はいるものの、「通販サイトでファッションを購入する場合、どの状態で購入することが多いですか?」という質問に対しては、「通販サイトでじっくり調べて回ってから購入」という方が80%近くを占めました。

通販サイト以外で情報収集したとしてもすぐ購入はせず、通販サイト内でもじっくり調べるという行動が見て取れます。

じっくり見るのは「商品の特徴・詳細」と「商品写真」

では、じっくり調べて回るユーザーは、商品ページのどこをじっくり見ているのでしょうか。

「ファッション通販サイトの商品ページで、最もじっくり見るところはどこですか?(複数回答)」という質問に対しては、「商品の特徴や詳細」と「商品写真」と回答した方ははどちらも36~38%とほぼ同じ割合で上位を占めました。また、「他の人のレビュー、口コミ数など」と回答した方は、10.2%と意外にも少ない割合となりました。

2015年の総務省の調査(平成28年版 情報通信白書|情報資産(レビュー(口コミ)等))では、6割強がレビューを参考にすると答えていますが、近年は傾向は変化しているのかもしれません。もしくは、ECサイトのレビューではなくSNSでレビューを見ているという可能性も考えられます。

 

購入の決め手は「商品の特徴・詳細」

「ファッション通販サイトで商品を購入する決め手はなんですか?」という質問に対しては、「商品の特徴や詳細」と回答した方が44.3%と最も多く、次に「いろんな角度で撮った複数の商品の写真」、「他の人のレビュー・口コミなど」が23%台で続きました。商品詳細に情報をしっかり書くことや写真の重要性がわかります。前述の「他の人のレビュー、口コミ数など」をじっくり見る人は少数派ではあるものの、購入の決め手とする人は一定数いると言えます。

8割が検索窓を利用

「ネット通販サイトで商品を検索する時、サイトにある検索窓からの検索を利用しますか」という質問に対しては、「検索窓からの検索が中心」「まあ利用する」と回答した人が合わせて80.4%となりました。

検索窓を利用するタイミングは、欲しいものがある程度固まっており購入意欲が高い状態と言われています。検索窓の場所や利用しやすさなどの施策の影響は高いと考えられます。

過半数の利用者が検索時のサジェスト機能を便利と回答

サジェスト機能(検索窓に入力した文字に応じた候補を表示し検索性を高める機能)、に関する調査では、約70%が「使いやすい・便利だと思う」と回答、約50%が「サイトをまた利用したいと思う」と回答しました。Google検索などでもおなじみのサジェスト機能ですが、ECでも使い勝手に大きな影響を与えていると考えられます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。インターネット環境やサービス・テクノロジーの変化、コロナ禍など、さまざまな要因で人々の買い物行動は変化しています。ECの事業者の皆様は、このような変化にアンテナをたて、施策をしていく必要があります。

sui-seiリッチサジェストは、ECサイトなどの検索窓で、キーワード検索時のキーワードの候補ともに、それに紐づく商品画像や詳細情報を画面遷移することなく表示するサービスです。
検索窓を利用するユーザーに対してダイレクトに商品画像を訴求することで、欲しい商品に手間なく誘導し、ユーザビリティの向上に貢献します。また、そのログからいち早く今求められているものや探されるキーワードを把握し、施策に活用することができます。

sui-seiでは、「何が探されているか?」「今後何が探されるか?」に目を向け、事業者の皆様の、変化への対処に少しでも貢献できればと考えています。お気軽にお問い合わせください。

調査概要

調査期間 2023年2月28日~2023年3月7日
調査対象 ECサイトを利用したことのある、18歳~90歳の男女1,206人
調査方法 インターネット
対象エリア 全国

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