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サジェストで商品への導線を変えよう

単なる入力補助としてのサジェストではなく、サジェストを使って商品への導線が工夫できることをご紹介します。

従来のサジェストはあくまで文字列を入力してはじめて補助されるものでしたが、検索窓をクリックして文字列を入力していない段階でもサジェスト枠を表示することができます。それはどういったものでしょうか?

サジェストで商品への導線を変えよう

ランキングか履歴表示か

検索窓がクリックされて文字列を入力しはじめる前に工夫できることは大きく2つあります。
1つは、人気のランキングをサジェストで表示してあげること。もう1つは、検索履歴を表示してあげることです。

前者は検索クエリを集計して、回数順に表示してあげればいいでしょう。ランキングは弊社調査でも非常にクリック回数が多く、サジェスト利用のうち30%強を占めることもあります。特に新規のユーザーにとってはサイトでの売れ筋商品がわかるので、ナビゲーションとして機能します。もちろん既存のユーザーにとっても商品を探す際の指標になるでしょう。人気の商品にたどり着きやすくなることで、検索導線はスムーズになります。

サジェストで商品への導線を変えよう

一方で後者の検索履歴を表示することは、キーワード検索をして商品を探したことのある既存ユーザー向けになります。履歴に残るということは、一度そのキーワードが気になって検索した事実に基づくので再訪したユーザーにとっては入力の手間が省けたり、再度購買のきっかけをつくることになります。
どちらも便利な機能で、商品の売り方に直結するものですが、どちらがユーザーにとって便利かを吟味して実装する必要があります。

ECサイトのユーザーは誰か?を考える

弊社調査のホワイトペーパーによると海外では検索履歴をサジェストで表示しているECサイトが、日本と比較して多く見られました。総合通販や、家電など商材のカテゴリや属性が多岐にわたるECサイトで多くみられました。このあたりはランキングを出すよりも、関心をユーザーに委ねたほうが良いと判断したのではと推察します。

サジェストは入力補助の意味合いが強いものですが、上述の工夫できることのように文字列を入力してもらう前に提案することができます。キーワード検索はコンバージョン率が高い傾向にあるので、より便利にしてモチベーションの高いユーザーを逃さないようにしましょう。
次回は、デバイスごとで見られたサジェストの傾向について書きます。

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