ECサイト内検索の導入検討で押さえておきたい7つのポイント
今回はサイト内検索サービスの導入を検討している方に向けて、導入検討の段階で知っていると役に立つポイントを7つご紹介したいと思います。
導入対象となるECサイトの検索システムの実態を知ることからはじまる
まず、導入検討において最も大事なことは、導入対象のECサイトの検索システムの実態を深く理解することです。
ECサイト自体のシステム要件や検索システムの実態を知ることでより具体的に、サイト内検索サービスがそもそも導入できる状態にあるのか、本当に必要な検索機能はどれか、実際の導入時にどれくらいのコストと期間が必要になってくるのか、といったことを明らかにすることができます。
1. サイト内検索の「課題」を明確化する
まずはECサイトが抱える検索の課題を明確にしてみましょう。例えば下記のような例です。
・検索速度が遅く、ユーザーの離脱を生んでいる
・検索意図にマッチした商品が検索結果に表示されず、0件ヒットが多発する
・検索利用の実態が把握できていない
まだ検索課題が不明瞭な場合は、ECサイトの検索利便性チェックシートなどを活用してみることをおすすめします。
2. サイト内検索の「導入時期」を見据える
サイト内検索を見直すタイミングとして一番多いのは、ECサイトのリニューアルのタイミングだと思います。例えばサイトリニューアルと同時にサイト内検索の導入を検討している場合、それを見据えた全体スケジュールを組み立てておく必要があります。
sui-seiのリッチサーチの場合、導入からご利用までに1-2カ月程度の期間をいただくケースが多いです。
3. 検索で取り扱う「商品点数」を知る
まずは検索対象となるECサイトが取り扱う商品点数の情報が必要です。
取り扱う商品点数によって、商品データを検索エンジンへ取り込むためにかかる時間や検索レスポンスに影響します。
SKU単位の商品点数で1000点以上になってくると、カテゴリが増えるなど検索が複雑化する傾向にあります。
取り扱える上限商品点数はサービス内容やプランによって異なるので確認しましょう。
4. ECサイトの「検索利用規模」を推測する
対象となるECサイトのPV数をもとに、検索利用規模(おおよその検索回数)を推測します。
当サービスでもお見積り依頼を受けた際は、商品点数と合わせて、この検索利用規模を主軸にサイト内検索サービスの月額利用料を算出します。
月額の算出方法は一般的に、検索回数に応じた従量課金のパターンと月額課金のパターンがあります。
5. 商品データの「連携方法」を選択する
検索エンジンへの商品データの連携方法には、2つ種類があります。
(1)商品データファイルによってデータを連携する方法
利用しているシステムやECパッケージによって、商品データが出力できるか否かや出力方法が異なりますので、仕様を確認しましょう。
(2)ECサイト上から商品情報をクロールする方法
検索エンジンサービスが定期的にECサイトをクロールして商品データを生成します。
ただし、データ取得に時間を要したり、取得できる情報が限られる点で、クロール利用の可否については確認が必要です。
対象のECサイトはどのデータ連携方法が最も適しているのかを検討しましょう。
6. 検索に必要な「データ更新頻度」を決める
検索エンジンに対する商品データの更新頻度もECサイトによって異なります。
ECサイトの取り扱い商材の特性、あるいは在庫数の反映やセールのタイミングによって、1日1回のデータ更新で問題ない場合もあれば、毎時でデータ更新が必要となる場合もあります。
検索結果への影響が大きく、導入時には必須の要件となりますので、事前に状況が整理されていると進行がスムーズです。
7. 導入に必要な「トータルコスト」を把握する
サイト内検索の導入には、サービスの導入費用・月額費用の他に、ECサイトの本体システム側への組み込みコストが発生します。
導入を想定した場合の組み込みに必要なコストを見積もり、サイト内検索を導入するためのトータルコストを把握し、判断材料を増やしましょう。
システム要件や予算にあわせて必要な機能を絞り込もう
ECサイトの検索システムの実態の把握が進むにつれて、優先して取り組むべき検索システムの改善課題が明らかになり、本当に必要な検索要件を絞り込めるようになれば、コストやスケジュールのコントロールがより柔軟に対応できるようになるでしょう。
以上、導入検討はじめの7つのポイントをご紹介しました。
もし、より詳しく知りたい、導入について相談してみたいという方は、こちらのフォームからお気軽にお問い合わせください。お待ちしております。
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