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サジェストとは?仕組みとECにおけるサジェストの効果や活用方法を解説

「サジェスト」とは、キーワード検索で何かを検索したときに、入力した文字に関連するキーワードを表示してくれるものです。Google検索で思い浮かべる方も多いと思いますが、実はX(旧ツイッター)やInstagram、LINEなどSNS内の検索窓や、スマートフォン内の検索窓など多くのキーワード検索にサジェスト機能が付けられています。

今回は、ECのキーワード検索においてなくてはならない「サジェスト」についてご紹介します。

ECサイトにおけるサジェストの効果

ECサイトにおける検索窓のサジェストの効果は次の3つです。

ユーザーの入力の手間を省く

入力するという操作は、なかなか手間がかかるものです。特にスマートフォンにおける文字入力は、キーが小さいことはもちろん、かな、数字、英字など入力モードを切り替える必要があったり、打ち間違えるなどしてイライラした経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。BtoCのECサイトの場合、ユーザーはほとんどがスマートフォンからのアクセスだというECサイトも少なくありません。

数文字で自分が入力したいワードが出てきて、タップするだけで欲しい商品を探すことができるなら、圧倒的に手間が省けます。

曖昧な検索でも必要な情報にたどり着ける

検索するキーワードが曖昧だったり商品名は覚えてないけど特徴は覚えている、ということもあるのではないでしょうか。キーワードが思い出せないので検索できなかったり、サイト内では「カバン」とカタカナで記載されているのに、「かばん」とひらがなで検索してヒットしなかった、ということもあり得ます。

誤ったキーワードで何度も検索して、欲しい商品にたどり着けないとなると、たとえECサイトに欲しい商品があったとしてもユーザーにとっては存在しないのと同じです。欲しい商品名など入力したいキーワードがはっきり浮かばない際にも、候補を出すことでユーザーの意図するワードで商品を検索できる確率が格段に上がります。

ユーザーに気付きを与える

サジェストで表示されたキーワードが自分が探していたものではなかったが、つい気になってタップしてしまった、という経験をお持ちの方もおられるのではないでしょうか。ECにおけるサジェストは、ユーザーに気づきを与え、別のカテゴリや商品の興味・関心を惹くという効果もあります。

サジェストの重要性

サジェストはこのような効果のほかに、重要である理由があります。それは、入力中に表示されるサジェストは、嫌でもユーザーの目にとまるということです。

例えば、ユーザーに見せたくて設置しているバナーでも、ユーザーが気づかない可能性があります。見せたいからとモーダルやポップアップで出せば、ユーザーにとって不要な情報の場合は不快に感じる可能性があります。サジェストは、キーワード検索のユーザーにさりげなく、しかし確実に見せることができる機能でもあるのです。

また、検索窓を利用するユーザーは、欲しいものがある程度決まっており購入意欲が高いユーザーだと言えます。検索窓を利用するユーザーに対して、欲しい商品を提案できず離脱されてしまうことは大きな機会損失です。欲しいものを探すユーザーを確実に商品に導くことが、コンバージョンへの近道だと言えます。

私たちの調査では、国内上位のECサイトの80%にサジェスト機能がついているという結果が出ており、サジェストの重要性を裏付けるものとなっています。

商品の魅力をPRするサジェスト「リッチサジェスト」

私たちが提供する「リッチサジェスト」は、検索窓でキーワードを入力した際に、一緒に候補となるキーワードに紐づく商品の画像を表示するものです。


入力の手間を軽減するのはもちろん、キーワードだけではピンと来ないユーザーに画像を添えてみせることで、自分が欲しいものはこれだという判断がしやすくなります。
また、思ってもみなかった商品との出会いを促進し、合わせ買いなどのクロスセルにつなげる効果も期待できます。

さらに、探されるキーワードの大部分が上位はのものに偏ることから、検索する前に既にキーワードのランキングを表示させることで、入力する前に既に欲しいワードが出ている、というおもてなし体験を提供しています。

サジェストの仕組み

サジェストでキーワード検索するユーザーのユーザビリティを上げるためには、全くユーザーが関心のないキーワードを出しても意味がありません。サジェストではユーザーが探したいであろうキーワードで確度の高いものを予測する必要があります。

これらはサジェストのシステムによってアルゴリズムが異なりますが、検索の頻度や元データへの出現回数などによって調整されていることが多いようです。

リッチサジェストは、商品データの中にある単語を収集・選定し、長年のサービス提供によって培ったノウハウで、探されるであろうキーワードを選定し、表示しています。

こんなときにおススメ

検索がヒットしないという場合

検索窓でキーワード検索しても、あいまいな検索では検索結果にヒットしないのが課題、という場合にサジェストは有効です。例えば「靴」で検索したら結果は出るが、「くつ」だと検索にヒットしない場合、サジェストの時点で「靴」という候補を上げることで、ヒットした検索結果に誘導できます。

アルファベッドが多い商材の場合

例えばブランド名などでアルファベッドが多い商品の場合、カタカナで検索するユーザーに正しく検索結果を表示できなかったり、スペルの間違いなどで0件ヒットになってしまう、というお声をいただきます。このような場合でも、正しいアルファベッドをサジェストすることで、ユーザーの意図する検索結果を表示させることができます。

商品画像が極めて重要な商材の場合

リッチサジェストの特長のひとつである「商品画像付きサジェスト」は、ビジュアルに訴求力が高い商品でご好評いただいています。魅力的な写真で商品を訴求するため、ユーザーの購買意欲を高め、商品詳細ページに協力に誘導します。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
サジェストはちょっとした機能に思われがちですが、実はユーザーのユーザビリティを大きく向上させ、イライラを防ぐ効果があります。また、リッチサジェストでは商品を強力に訴求し、コンバージョンに寄与します。

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